はじめに – 家計管理の重要性と個人的体験
こんにちは、えりかです。
【重要】この記事について
本記事は、個人の家計管理体験談であり、専門的な金融アドバイスや投資指導ではありません。家計管理や投資判断については、必ず専門家(ファイナンシャルプランナー、税理士、金融アドバイザー等)にご相談ください。また、記載されている金額や方法は個人的な事例であり、すべての家庭に適用できるものではありません。
今日は恥ずかしい話をします。40歳目前にして、ようやく自分の金銭感覚の問題に気づいた話です。
医者の妻だから「お金の管理なんて得意でしょ?」とよく言われますが…実は、今まで計画的な貯蓄ができていませんでした。
この記事で分かること
- 家計管理が苦手な主婦のリアルな体験談
- 支出記録で発覚した無駄遣いの実態
- 1日当たりの支出を見直す重要性
- 金銭感覚を改善するきっかけと具体的方法
- 家計管理アプリの活用法
「家計管理が苦手」という、お恥ずかしい現実を包み隠さずお話しします。
衝撃の事実:計画的な貯蓄ができていなかった現実
家計管理を任されていたのに…
夫の激務もあって、我が家の家計管理は私の担当でした。
💰 我が家の家計管理の実態
- 家計簿: 継続的につけることができていない
- 貯蓄: 計画的な貯蓄ができていない状況
- 投資: 全く手をつけていない状況
- 将来設計: 話し合う時間もなく後回し

夫から『家計は任せる』と言われていたのに、実際は計画的な管理ができていませんでした…今思えば、もっと早く見直すべきでした
夫は家族思いで、私の要望もよく聞いてくれる人でした。住まいについて相談すれば一緒に考えてくれて、後で住み替えることになっても理解してくれる。
でも、その優しさに甘えて、私は家計管理の責任を十分に果たせていませんでした。
支出記録で発覚した現実
40歳を目前にして、ふと「このままで大丈夫なのかな…」と不安になり、1ヶ月だけ「支出記録」をしてみることにしました。
支出記録とは、お金を使った時に「もし使わなかったら、この分節約できたのに」という金額を記録する方法です。
📝 支出記録のルール
STEP1: 何かを購入した時、金額をメモ
STEP2: 「本当に必要だったか」を振り返り記録
STEP3: 1ヶ月後に合計金額を計算
STEP4: 年間の試算をしてみる
軽い気持ちで始めたこの取り組みが、私の家計に対する意識を変えることになりました。
1日当たりの高額支出の現実
1ヶ月の支出記録結果
1ヶ月間、購入するたびにメモを取りました。その結果…
😱 1ヶ月の無駄な支出記録結果
- カフェ代: 月30,000円
- ドラッグストアでの不要な買い物: 月5,000円
- 外食費(必要以上の注文): 月100,000円
- 衝動的な洋服購入: 月50,000円
- 食材の無駄(使い切れずに廃棄): 月10,000円
- その他雑費: 月5,000円
合計: 月200,000円(約20万円)
【重要な注意】 この金額は生活に必要な支出とは別の、個人的な無駄遣いの部分です。各家庭の収入や生活水準により適正な支出額は大きく異なります。



1ヶ月で20万円も無駄な支出をしていたなんて…自分でも信じられませんでした
長期的な影響の試算
恐る恐る、長期間の試算をしてみました。
💸 長期的な影響の計算
1日約6,600円 × 365日 = 年間約241万円
年間241万円 × 10年 = 約2,410万円
この金額を見た時、将来の教育費や老後資金への影響の大きさに愕然としました。
【注意】 この試算は個人的な事例であり、各家庭の収入や支出パターンにより結果は大きく異なります。家計改善を検討される場合は、ファイナンシャルプランナー等の専門家にご相談ください。



この金額があったら、子供たちの教育費も、老後の心配も、全然違ったのに…10年間、一体何にお金を使っていたんだろう
夫と私の金銭感覚の違い
堅実な夫 vs 計画性のない妻
支出記録をしている間、夫の金銭感覚も観察してみました。
🍞 夫の消費パターン
- コンビニの菓子パン1個が基本の昼食
- たまに職員食堂でランチ(500円程度)
- 外食も適度な価格帯を選択(1,000円程度)
- 不要な買い物はほとんどしない
🛍 私の消費パターン(改善前)
- ☕ カフェ代:「ちょっと一息」で毎回500-800円
- 🛒 ドラッグストアで「ついで買い」:必要ないものまで購入
- 🍽 ランチにデザート追加:「せっかくだから」で追加注文
- 👚 衝動的な服の購入:着ない服が蓄積(月5万円)
- 🈹 特売商品の過剰購入:結局使い切れずに廃棄



夫は計画的な消費をしている一方で、私は「ちょっとだけ」「せっかくだから」の積み重ねが、1日6,600円になっていたなんて
金銭感覚の問題の3つの原因
原因①:「医師家庭だから大丈夫」という認識の甘さ
正直に言うと、「夫は医師だから経済的に安定している」という認識がありました。
当時の私の思考:
- 夫の収入があるから、少しくらい使っても影響ない
- 医師家庭なんだから、それなりの生活水準を維持すべき
- 貯蓄は夫に任せておけば大丈夫
- 家計簿なんてつけなくても、なんとかなる
実際には、過去にさらに大きな支出をしていた事例もありました。



過去に健康関連の講座で数年間で1000万円以上使っていたのに、夫の美容院代年6万円を『もったいない』と言っていました…優先順位が完全に間違っていました



夫の努力で得た収入に、私は十分な管理努力をせずに依存していました。医師家庭だからこそ、より責任を持って家計管理をすべきでした
原因②:家計簿による支出管理ができていない
継続的に家計簿をつけることができていなかったため、支出が全く把握できていませんでした。
📋 支出管理ができていない弊害
- 何にいくら使っているか把握できない
- 月の支出総額が分からない
- 無駄遣いに気づけない
- 節約すべきポイントが見えない
- 将来への危機感が湧かない
典型的な1日の支出パターン:
- 朝:コンビニでコーヒー(150円)
- 昼:ランチ+デザート(1,800円)
- 午後:カフェでお茶(800円)
- 夕方:スーパーで「ついで買い」(2,500円)
- 夜:ネットショッピング(3,000円)
合計:約8,250円/日



毎日これだけ使っていたなんて…家計簿をつけていれば、もっと早く気づけたのに
原因③:「少額だから大丈夫」という認識の誤り
一回一回は小さな金額でも、積み重なると大金になることを理解していませんでした。
私の判断パターン:
- 「ちょっとだけカフェで休憩」→ 月30,000円
- 「せっかくだからデザートも」→ 月100,000円(外食費込み)
- 「安いから買っておこう」→ 月5,000円(ドラッグストア)
- 「セールだから今のうちに」→ 月50,000円
- 「今日だけ特別」→ 毎日が特別



『少しだけ』が積み重なって、年間240万円になっていました。小さな支出こそ、一番注意すべき部分だったんです
1日500円生活への挑戦
節約した場合の試算
支出記録の結果にショックを受けた私は、「もし1日500円の個人支出で生活したら?」という試算をしてみました。
💰 1日500円生活の試算
1日500円 × 365日 = 年間182,500円
これまでの個人支出(年間241万円)との差額:
年間約222万円の節約可能性!10年間で:約2,220万円の差!
【重要】 この試算は個人的な事例です。各家庭の収入や生活水準により適正な支出額は異なります。極端な節約は生活の質を下げる可能性もありますので、バランスを考慮することが重要です。



2,200万円以上の差って…改めて支出管理の重要性を実感しました
実際に始めた支出改善
この結果を受けて、私は本格的に家計の見直しを始めました。
🔄 生活習慣の改善
カフェ代の削減:家でコーヒータイムを楽しむ
衝動買いの防止:必要な物をリストアップしてから買い物
外食時の節制:デザートは週1回のお楽しみに
洋服購入の見直し:本当に必要な物かを考えてから購入
食材の効率活用:冷蔵庫の中身を把握してから買い物
夫の反応と家族の変化
夫への報告
支出記録の結果を夫に報告するのは、本当に勇気がいりました。



あの…実は家計の見直しをしてみたんだけど…私、月20万円も無駄な支出をしてた😭



20万円?それは…確かに改善の余地があるね💦でも気づけて良かったじゃない



20万円やで?怒らないの?



過去は変えられないから。これから一緒に見直していこう



この時、夫の理解ある対応を改めて感謝しました。建設的に改善に取り組む姿勢を示してくれました
家族での取り組み
夫の理解もあって、家族みんなで家計改善に取り組むことになりました。
👨👩👦👦 家族の協力体制
- 夫: 建設的な改善提案をしてくれる
- 長男(9歳): 「ママ、それ本当に必要?」と確認してくれる
- 次男(5歳): 「お買い物、リストと同じ?」と確認
- 私: 家計簿アプリで支出を記録



ママが家計管理頑張ってるから、僕もお小遣い大切に使う!



ママ、今日は計画通りお買い物できた?えらいね!



子供たちも一緒に協力してくれて、家族一丸となって取り組めました。子供たちにとっても、お金の大切さを学ぶ良い機会になったと思います
2ヶ月後の変化と成果
家計簿アプリによる支出管理
スマートフォンの家計簿アプリを使って、支出を記録するようになりました。
📱 家計簿アプリの効果
- 支出の見える化: 何にいくら使ったかすぐ分かる
- カテゴリ別分析: 無駄遣いのパターンが見える
- 月の予算設定: 使いすぎ防止のアラート機能
- グラフ表示: 改善の成果が視覚的に分かる
これまでの支出記録で計算した月20万円は、私の個人的な無駄遣いで、生活費にプラスして20万円以上かかっていました。それが現在は1日500円程度に抑えられています。
2ヶ月間の変化:
- 1ヶ月目:私の個人的無駄遣い18万円(2万円削減)
- 2ヶ月目:私の個人的無駄遣い月1.5万円(18.5万円削減)
- 削減できた分の活用:改善した分を計画的な貯蓄や将来への備えに活用



まだ始めて2ヶ月目ですが、記録するだけでこんなに意識が変わるなんて!私個人の無駄遣いを1日500円程度に抑えられるようになりました
意識の変化
一番大きな変化は、お金に対する意識でした。
改善前(支出管理なし時代):
- 「ちょっとだけ」で何でも購入
- 価格を十分に検討せずに買い物
- 「医師家庭だから大丈夫」という甘え
- 将来への計画性不足
改善後(支出管理開始後):
- 「これは本当に必要?」と自問自答
- 価格比較をしてから購入
- 家計を預かる責任感
- 将来への貯蓄・計画意識



『お金を使う』ことから『お金を管理する・計画的に貯める』ことに意識がシフトしました
現在の家計管理方法
継続可能な家計管理術
現在実践している、無理のない家計管理術をご紹介します。
【注意】 以下は個人的な方法であり、すべての家庭に適用できるわけではありません。家計管理方法は各家庭の収入や生活スタイルに合わせて調整することが重要です。
💡 継続可能な家計管理術
STEP1: スマホアプリで支出記録(レシート撮影機能活用)
STEP2: 月1回、夫と家計会議(30分程度)
STEP3: 「必要・やや必要・不要」で支出を分類
STEP4: 不要な支出を月3万円以内に抑える
STEP5: 改善できた分は計画的な貯蓄へ
我が家の現在の支出バランス
📊 月の支出内訳(改善後)
- 食費: 15万円(外食含む)
- 日用品: 2万円
- 水道光熱費: 3万円
- 私の娯楽費: 3万円(以前の無駄遣い枠を適正化)
- 子供関連: 10万円
- その他: 1万円
合計: 34万円
【重要】 この支出内訳は我が家の個別事例です。各家庭の収入や家族構成により適正な支出バランスは大きく異なります。家計管理の参考程度にご覧ください。



生活費は生活費として必要ですが、私個人の無駄遣いが月20万円もあったのが大きな問題でした。今は適正な範囲に抑えて、その分を計画的な貯蓄に回しています
家計管理で学んだ3つの重要な教訓
教訓①:小さな支出こそ記録管理が重要
「少しだけ」の積み重ねが最も危険でした。
⚠️ 注意すべき小さな支出
- コンビニでの「ついで買い」
- カフェでの「ちょっと休憩」
- ネットショッピングの「衝動購入」
- セールでの「安いから購入」



大きな支出は意識するけど、小さな支出は無意識。だからこそ記録することが大切だと学びました
教訓②:家族の理解と協力が成功の鍵
一人で頑張るより、家族みんなで取り組む方が継続できます。
家族の協力体制:
- 夫:建設的な見守りとアドバイス
- 長男:一緒に節約意識を共有
- 次男:可愛く応援してくれる
- 私:無理のない範囲で継続
教訓③:完璧を求めすぎない
完璧な家計管理を目指すと続きません。
🎯 我が家の家計管理ルール
- 家計簿は完璧でなくてOK
- 月1回の見直しで十分
- 時々の支出超過は許容範囲
- ストレスにならない程度に継続



60点の家計管理を続ける方が、100点を目指して挫折するより良いと気づきました
これから家計管理を始める方へ
まずは「支出記録」から始めてみて
私と同じように家計管理が苦手な方は、まず「支出記録」から始めることをおすすめします。
🔰 支出記録の始め方
STEP1: 1週間だけ、購入した金額をメモ
STEP2: 1週間後、合計金額を計算
STEP3: 月間・年間の試算をしてみる
STEP4: 結果を客観的に分析
STEP5: 改善意識が自然に芽生える
家族の理解と協力を得る
家計改善は一人では続きません。家族の理解と協力が不可欠です。
パートナーへの伝え方:
- 正直に現状を報告する
- 一緒に改善していく姿勢を示す
- 責任を一人で背負わない
- 小さな改善でも報告・共有する



最初は恥ずかしかったけど、正直に話して良かったです。夫の理解があったからこそ、ここまで改善できました
専門家の活用も検討
【重要】 家計管理や将来の資産形成について本格的に取り組む場合は、以下の専門家への相談をおすすめします:
- ファイナンシャルプランナー: 家計管理・資産形成の相談
- 税理士: 税務・節税対策の相談
- 金融アドバイザー: 投資・運用の相談
- 保険の専門家: 保障内容の見直し
まとめ:家計管理は気づいた時が始める時
40歳目前にして気づいた、家計管理の重要性について体験談をお話ししました。
1ヶ月の支出記録で発覚した月20万円の無駄遣い、10年間で2,400万円という試算…正直、自分でも信じられませんでした。
📝 この記事のポイント
- 💸 小さな支出の積み重ねが最も危険
- 📱 家計簿アプリで支出の見える化
- 👨👩👦👦 家族の協力が成功の鍵
- 🎯 完璧を求めず、継続することが大切
- 🏦 必要に応じて専門家のサポートを活用
過去の支出は変えられませんが、未来の家計は改善できます。
同じような状況の方へ
家計管理が苦手でも、気づいた時が始める時です。完璧を目指さず、小さな改善から始めてみてください。家族の協力があれば、きってことが
私も過去には計画性のない支出をしていました(健康関連の講座で1000万円以上使ったのに、夫の美容院代を節約するという間違った優先順位…詳しくはまた別の機会に)。でも、気づけた時が変わる時です。



家計管理が苦手だった私でも改善できました。『今さら遅い』なんてことはありません。一緒に計画的な家計管理を目指しましょう!
重要なお知らせ
本格的な家計改善や資産形成を検討される場合は、以下の専門機関への相談をお勧めします:
- 日本FP協会認定のファイナンシャルプランナー
- 税理士(税務・節税相談)
- 金融機関の資産運用相談窓口
- 自治体の家計相談サービス
関連記事・次回予告
次回は「夫の転職を決断した夫婦会議の内容」について詳しく書きます。激務からフリーランスへの転職を家族でどう話し合ったか、具体的な会議の内容をお話しする予定です。
今後の記事予定
- 勤務医からフリーランス医師になった夫を妻が語る
- 激務夫との夫婦関係を維持するコツ
- 夫の転職を決断した夫婦会議の内容(次回投稿予定)
- 医師家庭の教育費計画と実際(投稿予定)
【免責事項】
本記事の内容は個人の家計管理体験談であり、専門的な金融アドバイスや投資指導ではありません。家計管理方法や金融判断については、専門家への相談の上で行ってください。記載されている金額や方法は個人的な事例であり、すべての家庭に適用できるものではありません。記事内容による損害について当方は責任を負いかねます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!同じような家計管理の悩みを抱えている方がいらっしゃいましたら、一人で抱え込まずに専門家にもご相談ください。
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